耕作放棄地を開墾して、畑にしたらわかった6つのこと

農業をしたい

と思った時に一番借りやすいのが

耕作放棄地

です。

でも、耕作放棄地を畑にするまでって大変でしょ??

そうですよね。

ということで、僕の

2ヶ月以上に及ぶ開墾プロセス

全てお見せします!

そしてわかった3つのこと。

結論:
開墾オススメ。

開墾ノススメ。

 

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耕作放棄地の開墾の手順

まずは、耕作放棄地を畑として利用するまでの開墾手順を確認しましょう。

  1. 草を刈る
  2. 刈った草を燃やす(燃やしたくなかったら飛ばして次へ)
  3. 土を耕す

わお!

シンプル!!

 

では、実際に見てみましょう。

 

耕作放棄地を開墾した全プロセス

まずは開墾前の写真を。

画面手前の倉庫から比較するとわかりますが、草丈は2mを越えています。

奥の草たちもやはり2mを越えてきます。

この土地は何も手を入れなくなってから5年ほど立っていました。

5年ものです。

5年経つと、草は2mを越えるんですね。

 

ここから野菜が作れるようになるまでにしていきます。

手順はこの通りでした。

  1. 草を刈る
  2. 刈った草を燃やす(燃やしたくなかったら飛ばして次へ)
  3. 土を耕す

やってみました。

 

開墾手順1:草を刈る

兎にも角にも、茂りまくった草を刈ります。

これでざっと草刈りが終わりました。

草刈りに要した時間は積算で10時間ほど。

ですが、畦など耕作しない部分の草刈りも含めると15時間くらいになるかもしれません。

かかった時間などをまとめます。

 

草刈りまとめ

草刈りをした面積
約1,000m2(1反)
*非耕作地を含む

 

草刈りに要した時間
約15時間

 

耕作放棄地の草刈りの大敵1:
セイタカアワダチソウなど、背の高い雑草

背丈が2mをゆうに越えるので、とにかく面倒。

背丈が高い雑草を刈る時は、普通の草刈りと比較して時間が倍かかると思っていてもいいくらい。

 

耕作放棄地の草刈りの大敵2:
葦(あし)

硬い。
しかも根っこもやばい。

これが大きすぎると、草刈機で上は切れても根っこを

ショベルカーで掘り起こす

または

パワーのあるトラクターで粉砕する

という選択肢しかなくなります。

人間の無力さを痛感させてくれるお方です。

 

使ってよかった草刈機

耕作放棄地の草は、背が高くて切りにくかったり、パンパンに栄養を吸って草が太くなっていたりするものが多いことに気がつきました。

となると、パワーのない草刈機では余計に時間がかかってしまいます。

一方、パワーを優先させると重くて長時間作業ができず、結果として草刈りが終わらないという事態にもなりかねません。

そういう点で僕が購入した草刈機は重さとパワーのバランスが良く、結果として開墾にぴったりだったなと実感しました。

興味がある方は別記事をご覧いただければと思います。

>>ちだが開墾で使った草刈機はこれ!

 

開墾手順2:刈った草を燃やす

続いて、草を燃やします
*草を燃やす行為は自治体への届け出など各地域によってルールが違いますので必ず自治体へご確認ください。

草刈りが終わるとこんな感じです。

草の山をそこここに作ります。

着火。

*必ず近くに水を用意しておきましょう。

腫れが続いて、そろそろ雨が降る、というタイミングがいいですね。

とにかく、延焼には気をつけます。

景色などに気をとられないようにします。

終わりました。

ところどころ残っているのは気にしません。

これで刈った大量の草が灰になりました。

あと少し!次は土を耕しましょう。

 

開墾手順3:土を耕す

最後に、土を耕します。

5m × 5m

くらいならクワを使って手作業でもいいでしょう。

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また

10m × 10m

くらいなら、「管理機」と呼ばれる手押しの機械を使うのもありです。

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今回は1,000m2あるので、トラクターを地域の方にお願いしました。

あっという間に

この通り!

機械の力はすごいです。

実際、雑草の根っこがすごいことになっているので人力だけだと何日かかるのか見当もつきません。

はい、これで開墾終了です。

 

耕作放棄地を開墾してわかった6つのこと

自分で耕作放棄地を開墾した結果、わかったことが6つあります。

メリット・デメリットをそれぞれ3つずつあげてみたいと思います。

 

開墾メリット3つ

耕作放棄地を開墾する上でのメリットは、個人的にたくさんありますが、3つに絞るとこんな感じです。

  1. 地域の人からの認知度が高くなる
  2. 比較的土地が借りやすい
  3. 土地が元気

 

耕作放棄地の開墾メリット1:地域の人からの認知度が高くなる

地域の方から実際によく伺ったのは

この畑、草ぼうぼうで困ってたんだよね

というセリフでした。

耕作放棄地の近くに畑がある人は、そこから雑草の種が飛んできて実害を受けます。

また、畑がない人も耕作放棄地の近くを通るたびに「ここ荒れてるな」という印象を持ちます。

そういう状況ですので、

あの耕作放棄地をわざわざ開墾しているというのはどんな物好きだ助かるよ!

と地域の方々に少しでも感じていただくことができます。

いい意味で認知度が高まることで、移住や仕事が多少スムーズになるのでは、というのが主観です。

 

耕作放棄地の開墾メリット2:比較的土地が借りやすい

実感ですが、地方で急に

農業やってみたいから畑借りたいな

と思っても借りるのはなかなか難しいです。

その理由として、見知らぬ人に土地を貸したら

  • 手付かずで放置されたら困る
  • 変なもの作られたら困る
  • 返してもらえなかったら困る
  • …etc

など様々あることがわかりました。

しかし、耕作放棄地であれば所有者も、地域の方々も困っている場合が多いです。

したがって、通常の畑よりも比較的借りやすいということが言えます。

 

耕作放棄地の開墾メリット3:土地が元気

通説ですが

作物をしばらく作っていない畑は地力がある

 

と言われています。

つまり、開墾したらすぐに野菜を植えることができるということです。

これは特に農業経験のない人にとってメリットです。

だって、農業したことないんですよ?

堆肥(たいひ)

とか

肥料

とか

元肥

とか

追肥

とか

土作り

とか

わけわからなくないですか??

 

え?

どうせ初めてなんだから、普通の畑を借りて適当に植えればいいって?

 

ちだ
そう思っていた時期が僕にもありました

 

いや、そうじゃないんです。

野菜は

前、そこで何を育てていたか

 

が大きく影響するものが結構あるんです。

でもね、初めてだとそんなことまで頭が回らないじゃないですか。

 

ちだ
僕は回りませんでした
で、適当に畑を借りて適当に植えて、実がならなかったらテンション下がるじゃないですか。

成功体験積みたいじゃないですか。

耕作放棄地だったら、何年も何も作っていないので地力はあります。

小難しいことを考えずにとりあえず植えたら、ものになってくれます。

成功体験が積めます。

だから、いいんです。

 

開墾デメリット3つ

しかし、いいことばかりではありません。

次に、僕が実際に感じたデメリットを3つあげます。

  1. 投げ出すと逆にマイナス
  2. 開墾してみないとどんな土地かわからない
  3. 畑を使い始めるまでに時間がかかる

1つずつ見てみましょう。

 

耕作放棄地の開墾デメリット1:投げ出すと逆にマイナス

開墾の途中で投げ出すと、逆にマイナスイメージを周囲に与える

ということは覚悟しなければなりません。

開墾して、実際に作って、収穫してというプロセスを一度やってみてから

やっぱり向いてなかったです。ごめんなさい。

まで行けばまだ大丈夫なイメージです。

耕作放棄地の所有者さんも

農業って大変だよね。でも、草刈ってくれてありがとね。

となるでしょう。

よって、初めて開墾にチャレンジする際には

最悪、自分一人でできる広さかどうか

を念頭に置きましょう。

個人的には、1,000m2がギリギリかなと思います。

 

耕作放棄地の開墾デメリット2:開墾してみないとどんな土地かわからない

僕の場合、耕作放棄地は元田んぼでした。

したがって、多少水分の多い土地であることは推測できていました。

しかし実際に開墾してみると、耕作地のうち1/7程度は常時ぬかるんでいて栽培作物を選ぶ土地でした。

このような土地の特性や土の状態は開墾してみなければわかりません

なので、開墾前からこの土地でこれを作るぞ!とあまり決めすぎないことが必要です。

 

耕作放棄地の開墾デメリット3:畑を使い始めるまでに時間がかかる

開墾作業は、それはそれは大変です。

夏は熱中症になりかけるし

冬は凍えます。

しかも開墾中、その畑から利益が生まれません。

さらに開墾作業に時間を取られるので他のことが当然できません。

使い始めまで、これらがずっとついて回ります。

間違っても、新規就農者が最初の土地に長期間開墾作業が必要なところを選んではダメなのです。

逆に

  • 副業として農業を始めたい人
  • 半農半X(自分で食べる分は自分で作る)を実現したい人
  • 人手があってサクッと開墾できるプロ農家さん

といった人たちが開墾に向いていると言えます。

 

結論:(特に地域おこし協力隊、移住者に)開墾オススメ

これから移住したい地域がある(定期的に通える)人、地域おこし協力隊には開墾は超絶オススメというのが僕の結論です。

自分が作るものを自分で作る

地方へ移住したら実現したいことの一つですよね。

ぜひ、開墾してみてください!

現在都市部に住んでいて、将来は地方へ移住して畑をやりたいけれど今はまだまだ難しい。でも、畑は始めてみたい!

という方にはシェア畑がオススメです。


また、移住を考えている人は地方創生プログラムへ登録しておくと、「地域おこし協力隊」の募集情報が送られてきて便利です。



Let’s 開墾!