元青年海外協力隊、現地域おこし協力隊のちだ(@c_dalio)です。
大学を卒業してなんとなく就職してなんとなく毎日働く。
「このまま結婚して、40歳くらいには年収1千万で、家かマンション買って、定年まで勤めるんだろうな。」
そう思っていた時期が僕にもありました。
僕の場合はその変化のない毎日に嫌気がさして、次が決まる前に3年経たずに辞める、という暴挙に出ましたがさすがにそれはお勧めできません。
が、「なんとなく過ごしているけどなんとなく不安」という日常を変えるにはそれくらいの荒療治が必要なのも事実です。
でも、「お金に不安もあるし、将来の不安もあるし、安定した身分を捨ててまでリスクを取れない」という人が多数なのもまた事実です。
そこでそんな漠然とした不安を抱えている方に僕が提案したいのは「青年海外協力隊」に参加すること、です。
その理由は3つです。
- 2年後に200万円の貯金ができてる
- 語学力が自然に身につく
- 「様々な生き方」を目にして自分への刺激になる
さらに加えると、今サラリーマンなど会社などで働いている人は「会社を辞めることなく」青年海外協力隊になることも可能なんです。
これならノーリスクで、上記のメリットを得ることができますね。
あれ、いいことしかないですね。僕ももっと早く気付けば良かった。
つまり、
・サラリーマンのまま
・2年海外で協力隊活動ができて
・その間貯金もできて
・語学力も身について
・多様な価値観に触れる
ということが可能なんですね。
結論を言うと、サラリーマンのまま協力隊に参加してまた元の職場に復帰する、と言う人は相当数います。
逆に、帰国後会社を辞めて違う道に進む人もまた相当数います。
協力隊が終わった後に「元に戻るかどうか」の選択肢が残されているのは、協力隊を考えている人にとって大きなメリットですよね。
それでは、「普通のサラリーマンが協力隊に参加して得られる3つのメリット」をもう少し掘り下げてみましょう。
青年海外協力隊後、200万貯金ができる
青年海外協力隊に対しては、大きく分けて2種類のお金が「毎月」支払われます。
1.現地生活費
実際に途上国で暮らすためのお金です。各国の物価によって異なりますが、基本的に「生活に全く困らない程度」の金額だと思ってください。
2011年にウガンダにいた僕の例では、月間300ドルでした。
現地の上級公務員の月給が200ドルから300ドル、という状況でです。青年海外協力隊は一般的に「村」で生活することが多いため、その村の収入水準と比較すると雲泥の差です。
毎日飲んだくれても大丈夫なくらいです。
このお金は、「現地銀行の口座」に支払われます。
2.国内手当
会社を辞めずに青年海外協力隊になったら俺の給料はどうなるねん!!
はい、全額またはそれに近い金額がちゃんと払われます。
月給20万円としましょう。2年で、240万円! ちなみに、ボーナスもちゃんと支給されます。
このお金で何をするか、起業資金、留学資金、投資資金、様々ですね。
さらに帰国時に一括で72万円をいただけます。
僕ですか?
僕は自転車日本一周に使いました。
日本で、普通にサラリーマンをしていて2年で240万円、貯められますでしょうか。
節約すればいける?残業をたくさんすればいける?
青年海外協力隊なら、語学も学べて、刺激も受けて、残業もなく、勉強もできてかつ貯まっちゃいます。
詳しくはこちらの記事を!
語学レベルが上がる
英語圏の国、それ以外の国、たくさんありますが、僕はどの国に行っても自身の「語学力が向上する」と思っています。
「ラオス語(*東南アジアの小国です。いいところらしい。)とか話せるようになっても日本で役に立たないんじゃない?」
そう、確かにその通り。サラリーマンに戻ってその経験を生かそうとした時には確かに「英語」や「中国語」の方が収入に直結するでしょう。
しかし、です。
「今」英語を使って外国人とコミュニケーションをとることはできていますか?
「今」将来の収入向上のために英語の勉強をしていますか??
当時の僕ならその答えは「NO」でした。
そして今ならわかります。当時の僕に必要なのは、TOEICができるできないの「英語力」ではなく外国人と日本語以外の方法でコミュニケーションをとることができた!という「成功体験」なのだと。
その成功体験を積む一番簡単な方法は、「日本語が通じない環境に身を置くこと」です。
僕はウガンダにいた当時、村の人々は「ニョロ語」という言葉を話していました。
当然ちんぷんかんぷんです。村で英語ができる人を捕まえて、
「水はどこに売っている?」
といった日常会話をニョロ語に翻訳してもらっていました。
そして2年も経てばカタコトのニョロ語と英語でなんとかコミュニケーションが取れるようになっていました。
この成功体験は、後に自分が転職をする際に必要に駆られてTOEICを勉強することになった時の大きな助けになりました。
英語はあくまでもコミュニケーションをするためのツールで、TOEICはそのツールの使い方を覚えるだけなんだ、と。
ちなみに僕の英語力ですが、
青年海外協力隊参加前:500点くらい
帰国1年後勉強なし:600点代後半
帰国2年後にガチで半年勉強した後:915点
という変遷です。
参加前と後では点数は200点ほどしか違いませんが、「英語(語学)に対する恐怖心」的なものは一切なくなったと自分では感じます。

協力隊に参加することで刺激を受けまくる
日本は狭いけど意外に広くて、実はいろんな人がいることを知ります。
多くの人が思い思いに生きているのを見て、
「あれ、あいつがあれくらいやってるなら自分もできるんじゃね」
的メンタルになります。
以下は実際の僕が知っている事例です。
Aさん
営業職のサラリーマン。会社を辞めずに協力隊となる。帰国後、海外に関わる仕事を、と英語を勉強。TOEIC満点を叩き出して貿易会社に転職。
Bさん
映像系の会社で働くサラリーマン。会社を辞めて参加。帰国後、協力隊活動で関わった分野の勉強をとイギリスの大学院へ進学。
Cさん
営業職のサラリーマン。会社を辞めずに参加。帰国後、北陸地方で農家に。
Dさん
事務職のサラリーマン。会社を辞めずに参加。帰国後、教師を志して通信教育で教員免許を取得、教師になる。
ちださん
ニート。人生が全くわからなくなった時に一縷の望みをかけて参加。帰国後、自転車で日本一周、東北大震災復興支援事業、ITコンサルタントから伊豆の国市地域おこし協力隊。
あ、本当に人によりますね。
なんのスキルもない?いやいやPCが普通に使えるだけで十分なんです!と言う記事はこちら。
そういうメンタルになります。