田舎暮らしに憧れて、空き家バンクをネットで見て、下見をしたら最高で、移住をしたらなんか違った…。
これ、実は移住失敗あるあるなんです。
空き家バンクって魅力的な物件が数多ありますもんね。
本当に。
だから、他の人に取られまいと焦る気持ちはわかるんです。でも、それはもしかしたら移住失敗に片足を突っ込んでいるかもしれません。
この記事では移住失敗リスクを減らすプロセスについて書いています。具体的には以下のステップです。
- まずはお試しで移住してみる
- 都市部に住んでみる
- 本命の田舎に移住する
言わば、三段階移住です。
三段階移住を勧める理由
移住失敗の細かなパターンはありますが、その根本は地域を知らなさすぎ問題です。
田舎に行けば、まだまだ郷に入っては郷に従えという感覚が残っています。
極端な話をすると、(東京でいう)町内会が違うだけで人間関係などからくる住みやすさが全然違う、ということは珍しくありません。
なので、自分が住みたい地区の特性を把握しておくということはその後の暮らしを左右する大きな点なのです。
また、移住する前から人間関係を作っておくというのも重要です。
地域の顔役的な方と知り合っているかいないかで、他の住民の方の捉え方も変わってきます。
媚びを売る必要はありませんが、その後の運びもスムーズになるかもしれません。
上記以外にも三段階で地歩を固めつつ移住をするメリットがありますが、それらは本文中に触れたいと思います。
一段階目:まずはお試しで住んでみる
もしふんわりとでも移住を考えているのであれば、各自治体が用意しているお試し住宅の利用を強くお勧めします。
料金は格安。無料のところも少なくない。期間は数日から最長1年のところも。
もし移住希望地域とお試し住宅の所在地が離れていても、お試し住宅の利用をススメます。
お試し住宅を使う理由1
「田舎に住む」ということがどういうことかを体験できる。
虫が多い
昼夜の寒暖差が大きい
買い物などが不便
この辺の田舎あるあるに耐えられるのかを確認できます。
お試し住宅を使う理由2
希望地域に通って雰囲気をつかむことができる
できれば朝昼夜と時間を変えていきましょう。
地域の飲み屋や食堂などがあったら入って見ましょう。移住希望を黙っていても良いですし、言ったら意外と面白い情報が聞けるかもしれません。
日本全国のお試し住宅の情報を集めたので、興味がある自治体の情報を覗いて見てください。
二段階目:都市部に住んでみる
お試し住宅を利用して、住みたいところのイメージはつかめたでしょうか。
夕暮れの田んぼや、優しい潮騒に心洗われましたでしょうか。
しかし、まだ焦ってはいけません。
僕がお勧めするのは、ここで一旦都市部に住むことです。
高知県なら高知市など。
静岡県東部なら三島市や沼津市など。ですね。
なぜそんな遠回りに見えることを勧めるのか。
実はこれが一番「良い家をゲットできる可能性が高い」方法といえるからです。
都市部に住む理由1
移住候補地をよりよく知れる
何と言ってもこれです。
「近い将来この地域に住みたいと思っているんですよね」
そう言われて嫌がる方はそんなにいません。
何度か通って距離を詰めましょう。
ここでポイント。
空き家は、空き家バンクが全てではありません。
むしろ、空き家バンクにまで出せている物件はほんの一握り、と言えます。
家は空き家になったけど、老人一人で登録とかできない、そもそも存在を知らない、そこまでやるほどのことじゃない、などなど。
様々な理由で空き家は空き家のままなんです。
もし、地元の方と関係ができていて、あなたが移住を本気に考えていると知ったら??
もしかしたら、空き家バンクにも出ていない物件をそっと耳打ちしてくれるかもしれません。
本命の田舎に移住する
お試し住宅を利用してその土地のことをざっくり肌で感じたでしょうか。
夏の暑さ、冬の寒さは乗り越えられそうでしょうか。
都市部に移住して生活は慣れましたでしょうか。
いざ田舎の都市部に住んでみると、なんでも揃って便利なのに車で少し行けば海に山が豊富にあります。
それでも田舎に住もうと思いましたか??
であれば、準備は万端ですね。
これからの人生を田舎で過ごすというのはある意味非常に有意義だと思っています。
ブログをご参考にしていただきつつ、素敵な田舎ライフを送ってください。
以上「田舎暮らしに憧れて移住、絶望して帰京。空き家バンクに惑わされない。三段階移住のススメ。」でした!
■関連記事
全国にあるお試し住宅のまとめ記事