地域おこし協力隊の「失敗の本質」は応募する前に必読しよう!人生3年かけて失敗しないために。

僕が地域おこし協力隊になって8ヶ月が経ちました。自由に、かつ自分の信念に従って活動はできていますが、このタイミングで地域おこし協力隊の「失敗の本質」という資料に出会ってしまいました。
その内容はあまりにも共感できる内容で「今地域おこし協力隊として活動している人」はもちろん「今後地域おこし協力隊の応募を考えている人」にも必読だ!と強く思ったのです。

なぜって?
活動が始まってから「失敗に傾いている軌道の修正」はかなり困難でかつ労力を要するからです。せっかく地域おこし協力隊になったのなら、せっかく移住したのなら、労力と時間はポジティブなことに使いたいですよね。

そこで、地域おこし協力隊の「失敗の本質」を元に「失敗しないためにはどうしたらいいか」を考えてみました。わかったのは「事前にとにかく確認しよう!」と言うことです。

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地域おこし協力隊の「失敗」とは何か

そもそも、地域おこし協力隊の「失敗」ってなんでしょうか。「成功」なら具体例は知らずともなんとなくイメージできるかと思います。

新潟県十日町市
岡山県美作市

「地元の方と和気藹々と」
「民間的なセンスの良さで」
「なんか面白いことやってる」

という感じでしょうか。ということは、これらの逆が協力隊としての失敗なんでしょうか?まずは「地域おこし協力隊の失敗とは何か」を掘り下げてみます。

地域おこし協力隊の業務に「数値目標」は無い

こちらのサイトでざっと各自治体の募集をご覧いただければわかりますが、協力隊業務にはいわゆる「数値目標」的なものが求められません


良く言えば「成功する可能性が低いことにチャレンジできる試行の場となる」
悪く言えば「適当で。お好きにどうぞ。」

といった感じでしょうか。

地域おこし協力隊の目的とは

数値目標がない = 目的がないか、と言えばそうではありません。

地域おこし協力隊の親玉である総務省は以下のように協力隊の目的を定めています。

一定期間以上、農林漁業の応援、水源保全・監視活動、住民の
生活支援などの各種の地域協力活動に従事してもらいながら、当該地域へ
の定住・定着を図る意欲的・積極的な取組について、総務省として必要な
支援を行うものです。

つまり、協力隊がその土地に定住することが目的、と言って差し支えなさそうです。

ではどの程度の協力隊が定住するのかと言うと、2017年3月末時点で約60%とのこと。

事業としての「目標達成率60%」をどう見るかは別として、半数以上が彼の地に定着しているにも関わらず地域おこし協力隊の失敗事例が取りざたされるのは何が原因なんでしょうか。

実は数字のカラクリが。前述の定住率60%と言うのは「協力隊として3年間の任期を全うした人の中で60%」なんです。何らかの理由で3年経たずに協力隊を辞めてしまった人は母数に入ってないんですね。

ここですね!「何らかの理由で3年以内に協力隊を辞めてしまった方々」その「理由の原因となった本質」、これが現役隊員にも「将来の協力隊員」にとっても参考にするべき点になるのではないでしょうか。

地域おこし協力隊の「失敗の本質」について

スライド形式で、全部で10枚です。長くなりますが全て掲載します。


「お前誰だ?俺たちは何も聞いてねぇぞ」的な。孤立あるあるですね。住民の方や関係者にイチから自分の立ち位置、存在を理解してもらう必要が出てきます。ここでへりくだりすぎたりすると「村の便利屋さん」になっちゃいます。


こちらも孤立あるある。距離感掴むまでに1年かかるのも珍しくありません。


こちらは魔法使いあるあるです。「よくわかんないけどすごい人だからなんとかしてくれる」ってやつですね。マーケターでプログラマーでデザイナーでディレクターでプロデューサーでパリピ的な人!というハードル。


臨時職員あるある。「毎朝8時半に出勤して、朝礼して、17時15分に退勤してます!」という協力隊を知っています。隊員も職員も「あれ、協力隊ってこれでいいんだっけ?」と思いながら言い出せず1年経っちゃうパターン。早めに改善しないとそのまま本当に臨時職員になっちゃう。


副業禁止パターン。「3年後定住」が目的で、そのためには食い扶持が必要で、食い扶持を確保するには活動中から小さくビジネスをやり始めないと間に合わないのに副業禁止。3年後つんじゃいます。この点は絶対応募前に確認してください。副業禁止のところはかなり少なくなったと聞きますが、それでもまだあるあるです。


こちらもかなり辛いあるある。自治体によっては「年度始めに活動費200万円前渡し!年度末に領収書頂戴ね!」というおおらかなところもあるのに。一方で、農業系隊員で活動に必要なチェーンソーを予算が降りないと自腹購入するケースも。自治体ごとに差異があるようなのでこちらも要確認です。


これは僕個人はあまり聞いたことがないパターン。でも、若い女性隊員とかだと地元の男性を何度も勧められたりとかあるのでしょうか。


これは協力隊にとっては「孤立あるある」になりますね。頼むから「俺たちは聞いてねぇぞ」パターンは避けてほしい!隊員はかなり苦しみます。


「俺たち(住民)がやりたいことはこれで、そのために不足しているピースはこれで、ここを協力隊に埋めてほしい」ここまで話が整っているのが本来かもしれません。でも活動の自由度は狭まるかもしれないというもろ刃の剣です。

地域おこし協力隊の「失敗」を回避するために僕たちができること

僕の基本的な考え方の1つに「他責NG」というのがあります。「人のせいにしない」ですね。だから、もし自分が上の様な「あるある」に陥ったら「自分がマイナスを変える」か「諦めて脱出」のどちらかを選ぶと思います。

でも、3年という限られた時間は「生産的なこと」にのみ使うべきだと思うんです。「移住して、何か面白いことを始めよう」というポジティブな気持ちは「ポジティブなこと」にのみ使うべきだと思うんです。

よって、これらの「あるある」は事前に回避するべきなんです。
それでは、僕が考える「地域おこし協力隊の失敗を回避するための方法」を紹介します。

先輩隊員に根掘り葉掘り聞く

僕が言うのも何ですが、これまで会ったことのある地域おこし協力隊員はみんな優しいです。なので、単刀直入に聞くのが一番早いと思われます。
どの協力隊もfacebookかtwitterをやっているケースが多いのでどちらかのルートを使えば現役隊員の誰かにはアクセスできるはずです。

行政に根掘り葉掘り聞く

応募を考えている段階で:
「副業は可能ですか?」

面接で:
「私に求められるゴールはなんでしょうか」
役割、業務が明確なら具体的な返答があるはずです。

「地域の世話人の方(または受け入れ組織)は私にどのような役割を果たしてほしいと言っていますか?」
行政と受け入れ先との距離感を測ります。曖昧な返答だと「あるある」にハマりそうでね。

ちだ
とにかく納得の行くまで確認しましょう。

地域おこし協力隊の「失敗」まとめ

ここまで来て、地域おこし協力隊は「始まる前が肝心」ということがわかって来ました。

行政側の受け入れ態勢はどうか
地域の方々の受け入れ態勢、理解はどうか
副業の可否は

など、「隊員が入る前」に決められているこれらのことが結果的に活動の結果を左右する可能性が高いのです。だからこそ、事前の確認は納得のいくまで行うべきです。
あなたの貴重な3年を使うことになるのですから。

地域おこし協力隊として失敗しないための「自分」

とは言え、何よりも一番重要なのは「自分自身」ですよね。
行政側や地域のあれこれは、大なり小なりどこにでもあるんです。実は。なので最後はやっぱり自分自身。
僕の周りで「この人はうまくいっているな」と思う人に共通する特徴をあげてみます。

行動力がある

何でも自分からやってみる、挨拶もする、嫌になったら引きこもるより地域の外へ出る、発信する。
行動的な人って、ステキです。

「好き」を「得意」に変えようとしている

協力隊をやる前から趣味だったもの、協力隊を始めてから出会ったもの。
活動に関わること、関わらないこと。
何かを「得意なこと」にしようとしている人はステキです。3年経てば、それはきっと収入を得られるほどになっているかもしれません。

自分がどうなりたいかを定めている

「農家になる」「ゲストハウスをやる」「地元が一番好きな人になる」
具体的でも抽象的でも、「3年後にはこうなっていたい」がある人はステキです。

このどれか1つでも持っていると、そこそこの変人でも地域の人に好かれる、受け入れられる確率が高い気がします。

2年後、笑顔でいられることを目標に僕も頑張ります。

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